フードデリバリーの始め方、もう迷わない!完全ガイド

「お店の新しい収益源として、フードデリバリーを始めたい」
「デリバリー専門店という新しい形で、自分の料理を届けたい」
飲食店経営者として、あるいはこれから開業を目指す方として、今、そんな風に考えているのではないでしょうか。
しかし、いざ始めようとすると、次から次へと疑問や不安が湧き上がってきますよね。
「そもそも、何から手をつければいいんだろう...」
「資金はどれくらい必要?許可や手続きが難しそう...」
「たくさんサービスがあるけど、どれを選べばいいの?」
そのように、期待と不安が入り混じった気持ちで、最初の一歩をためらっていませんか?
でも、ご安心ください。その不安は、新しい挑戦を真剣に考えているからこそ生まれるものです。この記事では、その一つひとつの疑問を解消し、あなたの挑戦を成功に導きます。
読み終える頃には、自信を持ってデリバリー事業のスタートラインに立てるようになっているはずです。
そもそも、フードデリバリーってどんな仕組み?

具体的な話に入る前に、まずはフードデリバリーの基本的な仕組みと、今の市場がどうなっているのかを、簡単におさらいしておきましょう。ここを理解しておくと、後の戦略が立てやすくなります。
あなたの街でも、デリバリーバイク、見かけませんか?
ここ数年、あなたの街でも食事を運ぶバイクや自転車を、本当によく見かけるようになったと思いませんか? まさに、それが今のフードデリバリー市場の活況を物語っています。
スマートフォンの普及と、コロナ禍によるライフスタイルの変化が大きなきっかけとなり、「お店の味を、自宅やオフィスで楽しむ」という文化が、すっかり定着しました。もはや、フードデリバリーは一部の都市部だけのものではなく、全国的に広がる巨大な市場へと成長しています。
消費者のニーズも多様化しており、「ただお腹を満たす」だけでなく、「有名店の味を楽しみたい」「健康的な食事がしたい」「特別な日のごちそうを届けてほしい」といった、様々な期待が寄せられています。これは、あなたのお店にとって大きなチャンスが広がっている、ということでもあります。
フードデリバリーが、お店にもたらす嬉しいメリットとは?
飲食店にとって、フードデリバリーを導入することには、たくさんの嬉しいメリットがあります。
・新しい「収益の柱」が生まれる
これまで店内の客席だけで得ていた売上に加えて、デリバリーという全く新しい売上の柱が生まれます。雨の日でお客様が少ない日でも、デリバリーの注文がお店を支えてくれる、なんてことも起こるのです。
・新しいお客様との「出会い」が生まれる
「お店のことは知らなかったけど、アプリで見つけて注文してみた」というお客様との新しい出会いが生まれます。デリバリーをきっかけに、あなたのお店のファンになり、今度は実店舗に足を運んでくれるかもしれません。これは、何より嬉しい宣伝効果ですよね。
・厨房の稼働率がアップし、効率的な経営が可能に
例えば、ランチタイムとディナータイムの間の、お客様が少ない「アイドルタイム」。この時間帯にデリバリーの注文が入ることで、厨房を効率的に稼働させることができます。デリバリー専門店であれば、客席を持つ必要がないため、都心の一等地でなくても、賃料の安い場所で勝負することも可能です。
もちろん、良いことばかりではありません。手数料の問題や、オペレーションの負担増といった課題もあります。しかし、それらを理解し、しっかりと対策を立てることで、あなたのお店の経営を力強く後押ししてくれるはずです。
あなたのお店に合うのはどれ?デリバリーを始めるための5ステップ

さて、ここからはいよいよ具体的な準備に入っていきましょう。フードデリバリーを成功させるためには、段取りが非常に重要です。焦らず、一つひとつのステップを着実に進めていきましょう。
ステップ1:あなたに合った戦い方を選ぼう
フードデリバリーの始め方には、大きく分けて3つの「戦い方」があります。ご自身のお店の規模や状況に合わせて、最適な方法を選びましょう。
・自前方式(自分の力で届けるスタイル)
これは、お店自身で配達スタッフやバイクを準備し、注文受付から配達まで、すべてを自分たちで管理する方法です。一番のメリットは、手数料がかからず、利益率が高いこと。そして、お客様に直接料理を届けられるので、お店の想いやこだわりを伝えやすい点も魅力です。地域に根差したお店や、すでに常連さんが多いお店に向いています。ただし、スタッフの確保やバイクの維持費、万が一の事故のリスクなど、すべて自分で背負う覚悟が必要です。
・外部委託(プロの力を借りるスタイル)
これは、Uber Eatsや出前館といった、フードデリバリーのプラットフォームサービスを利用する方法です。注文の受付から配達までを専門のパートナーに任せられるので、あなたはお料理作りに集中できます。最大のメリットは、初期投資をほとんどかけずに始められること。そして、何よりプラットフォームが持つ絶大な集客力や宣伝力を活用できる点です。初めてデリバリーに挑戦するお店の、実に9割以上がこの方法を選んでいます。ただし、売上に応じた手数料(一般的に30〜40%程度)がかかる点を、しっかりと理解しておく必要があります。
・併用(両方の良いとこ取りスタイル)
これは、お店から近い距離は自前のスタッフで配達し、それより遠いエリアは外部サービスに委託する、といったように両方の方法を組み合わせるスタイルです。お店の状況に合わせて柔軟に対応できるのが強みですが、その分、管理が複雑になるという側面もあります。ある程度デリバリーに慣れてきて、事業を拡大したいと考えた時に検討すると良いでしょう。
ステップ2:デリバリーで輝くメニューを考えよう
次に、デリバリーで提供するメニューを決めます。ここで大切なのは、「お店で人気のメニューが、そのままデリバリーでも人気になるとは限らない」ということです。
デリバリーには、配達という時間差が必ず生じます。伸びやすい麺類、冷めると味が落ちるスープ類、繊細な盛り付けのデザートなどは、正直なところデリバリーには不向きです。
デリバリーで輝くメニューのポイントは3つです。
1.冷めても美味しい、温め直しても美味しい
唐揚げやカレー、丼ものなどは、この代表格ですね。
2.配達中に崩れにくい
料理がお客様の手元に届いた時に、ぐちゃぐちゃになっていたら悲しいですよね。汁気の多いものは特に注意が必要です。
3.調理効率が良い
デリバリーの注文は、お店のピークタイムと重なることも多いです。短時間で、かつ、ある程度作り置きができるメニューがあると、現場の負担を大きく減らすことができます。
まずは、既存メニューの中からこれらの条件に合うものをいくつか選び、デリバリー専用のメニューとして始めるのがおすすめです。
ステップ3:料理の価値を届ける容器を選ぼう
デリバリーにおいて、容器は単なる入れ物ではありません。あなたの大切な料理の品質を守り、お客様の手元までその魅力を届ける「最後のプレゼンター」です。
容器選びのポイントは以下の通りです。
・機能性
保温性や保冷性はもちろん、汁漏れしない密閉性、耐久性は最低限の条件です。温かいものと冷たいものを一緒に入れる場合は、仕切りのある容器を選ぶなどの工夫も必要です。
・安全性
お客様が安心して口にできるよう、衛生的な素材であることは大前提です。電子レンジで温め直しができるかどうかも、お客様にとっては重要なポイントになります。
・デザイン性
お店のロゴや名前を印刷したオリジナルの容器を使えば、それ自体が素晴らしい宣伝ツールになります。環境に配慮した素材を選ぶことも、お店のイメージアップに繋がります。
最初はコストを抑えたい気持ちも分かりますが、容器選びで手を抜いてしまうと、せっかくの料理の価値が半減してしまいます。ぜひ、料理が一番美味しく見える容器を、こだわって選んでみてください。
ステップ4:儲けをしっかり出すための価格設定をしよう
さて、経営において非常に重要な価格設定です。デリバリーの価格は、店内飲食と同じで良いのでしょうか?
答えは「ノー」です。なぜなら、デリバリーには店内飲食にはない、様々なコストがかかるからです。
- 容器代:ステップ3で選んだ容器の費用です。
- 外部委託サービスの手数料:売上の30〜40%が手数料として引かれます。
- その他:割り箸やおしぼり、ビニール袋などの備品代もかかります。
これらのコストを価格に上乗せしないと、「売れば売るほど赤字になる」という最悪の事態に陥ってしまいます。一般的には、店内価格に20〜30%上乗せして設定するお店が多いようです。
ただし、単純に値上げするだけでは、お客様に「高い」と感じられてしまうかもしれません。「デリバリー限定のセットメニュー」を作るなど、お得感を演出しながら、しっかりと利益を確保できる価格設定を戦略的に考えましょう。
ステップ5:お客様の信頼を守る、衛生管理を徹底しよう
最後にして、最も重要なステップが衛生管理です。お客様は、厨房の様子を直接見ることができません。だからこそ、作り手である私たちが、徹底した衛生管理を行う責任があります。
- 基本の徹底:スタッフの頻繁な手洗いや健康管理、調理器具の洗浄・消毒といった基本を、改めて徹底しましょう。
- 温度管理:食材の保管温度はもちろん、調理後の料理を配達パートナーに渡すまでの温度管理も非常に重要です。食中毒のリスクを減らすために、細心の注意を払いましょう。
- アレルギー情報の明記:アレルギーを持つお客様が安心して注文できるよう、メニューには必ずアレルギー情報を分かりやすく記載してください。
お客様の「美味しい」という笑顔は、「安全・安心」という土台の上にあってこそ生まれるものです。この信頼を裏切らないこと。それが、フードデリバリー事業を長く続けるための、何よりの秘訣です。
どのサービスを選ぶ?主要デリバリーサービスの特徴

外部委託サービスを利用する場合、どのプラットフォームを選ぶかは非常に重要な決断です。ここでは、代表的な3つのサービスの特徴を簡単にご紹介します。あなたのお店に合ったパートナーを見つけてください。
・Uber Eats(ウーバーイーツ)
業界最大手で、特に都市部での圧倒的な知名度と利用者数を誇ります。若い世代のユーザーが多く、新しいもの好きなお客様にアプローチしたいお店におすすめです。システムも直感的で使いやすいと評判です。
・出前館
日本生まれの老舗サービスで、地方や郊外でのネットワークに強みを持っています。ファミリー層や年配のユーザーも多く、地域に根差したお店と相性が良いでしょう。配達品質の高さにも定評があります。
・menu(メニュー)
比較的新しいサービスですが、独自のキャンペーンやお得な料金プランで急成長しています。手数料体系が柔軟で、お店側の負担を抑えたいと考えている場合に、有力な選択肢となるでしょう。
・ロケットナウ(Rocket Now)
韓国のEC企業Coupang(クーパン)が日本で展開するフードデリバリー。配達料・サービス料が「いつでも無料」が最大の特徴です。2025年1月14日に東京都内(港区)でスタートし、現在は東京23区全域から、埼玉・千葉・神奈川、そして大阪へとエリアを拡大中。初回クーポン施策などでユーザー獲得が進み、短期間でダウンロード数を伸ばしています。
これらのサービスは、それぞれに強みや特徴があります。ご自身のお店のエリアやターゲット顧客層、そして手数料などの条件をよく比較検討し、最適なパートナーを選びましょう。複数のサービスに同時に登録することも可能ですので、まずは一つから試してみるのも良いかもしれません。
意外と見落としがち?デリバリー導入時の注意点
最後に、デリバリーを始める上で見落としがちな、しかし非常に重要な注意点を2つお伝えします。
許可や資格は大丈夫?事前の確認を忘れずに
フードデリバリーを始めるにあたって、基本的には既存の飲食店営業許可があれば問題ありません。また、各店舗に食品衛生責任者の資格を持つ人がいることも必須です。
ただし、例えばアイスクリームのように、別の許可が必要な商材を扱いたい場合や、デリバリーのために新たな場所で調理を行う場合などは、追加の許可が必要になることがあります。少しでも不安な点があれば、必ず事前に管轄の保健所に相談するようにしましょう。「知らなかった」では済まされない、大切なポイントです。
知ってもらわなければ始まらない!宣伝・マーケティングのコツ
デリバリーサービスに登録すれば、自動的にお客様から注文が殺到するわけではありません。数多くのライバル店の中から、あなたのお店を選んでもらうための「知ってもらう努力」が必要です。
・デリバリーサービス内で目立つ工夫:お客様が最初に目にするのは「料理の写真」です。プロに頼むのが理想ですが、自分で撮る場合でも、自然光の下で、湯気やシズル感が伝わるように撮るだけで、印象は劇的に変わります。
・SNSでの積極的な情報発信 :「デリバリー始めました!」という告知はもちろん、「今日のデリバリー限定メニューはこちらです!」といった日々の発信が、お客様の注文のきっかけになります。
・既存のお客様へのアピール:店内にデリバリー開始を告知するポップを貼ったり、会計時にチラシを渡したり。あなたのお店のファンである既存のお客様は、一番最初の、そして最高のお客様になってくれるはずです。
まとめ:フードデリバリーでもっと多くの人に笑顔を届けよう!

フードデリバリーは、あなたのお店の可能性を大きく広げてくれる、非常に魅力的な挑戦です。あなたの心のこもった料理を、お店に来られないお客様の元へ届け、より多くの新しい笑顔を生み出すことができます。
この記事が、あなたの新しい一歩を、力強く後押しできたなら、これほど嬉しいことはありません。あなたの挑戦を、心から応援しています。
WannaEatで始めるフードデリバリー!
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USEN & U-NEXT GROUPの WannaEat(ワナイート) なら、Uber Eats・出前館・menu・ロケットナウ など、複数のデリバリープラットフォームでの出店実績があります。
お店の業態やエリア、ターゲット層に応じて、最適なプラットフォーム選定をお手伝いします。
さらに、出店代行やメニュー登録、運用サポートまで一括対応可能。初めての方でも安心してデリバリーをスタートできます。
「お店の新しい収益源としてフードデリバリーを始めたい」
「どのサービスを選ぶべきか、まず相談してみたい」
そんなときは、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたのお店に最適な方法を、一緒に見つけていきましょう。